November
10
2006
お久しぶりのバイト話です!
最近顔面痛打や軽いムチ打ちになったりと
何かと負傷が多い今日この頃・・・
ちょうど良い話の繋がりなので
本日はこの話の続きを書くとしよう!
バイト時代の話 第13話!(約16年前の事を思い出して書いてます)
この物語は続きの話しなので、よかったら1話から読んで下さいませ!
右にあるカテゴリーの中の「バイト時代の話」をクリックしてね!
(携帯で見てる方は、すんませんが必死に遡って下さい)
もう読んでくれてる人も今一度振り返って見て下さい・・・
では本編へ・・・
例の「おかま」事件から数日が過ぎ
俺は毎日馬車馬の如く働いていたある日の事だった
事務所で雑談をしていると
遠くから俺を呼ぶ声がした・・・
社長「お〜い!小林おるか〜?」
俺 「はい!」
社長「お前がこの間やった事故が人身事故になったらしいぞ!」
俺 「はっ?」
社長「さっき警察から電話あって、もう一回警察来てくれって!」
俺 「えっ?人身って?あの人身?」
社長「そうらしいな!はっはっはっ!」
俺 「意味が分からないんですが・・・?」
社長「しらんがな・・・」
仕方が無いので警察に行く事にしたのだが
やっぱり納得がいかないので警察でも聞いてみた
俺 「なんで人身になんの?」
警官「被害者側が言うて来たら我々としては受け入れるしか無いんです・・・」
俺 「なんて言うてきてんの?」
警官「あの事故がきっかけでムチ打ちになったって・・・」
俺 「はっ? ムチ打ち?」
警官「診断書が出てるからには人身事故の扱いになってしまうねん・・・」
俺 「診断書?」
警官「兄ちゃんの気持ちは分かる!」
俺 「そんなもん(診断書)何で出んの?」
警官「医者は痛い言われたら診断書書くしかないねん!」
俺 「そんなもん嘘に決まってるがな!」
警官「こんな事、俺の立場で言ったらアカンねんけど」
「俺もそう思う・・・」
俺 「そうやんな〜!」
警官「どう考えても・・・あの車の傷でムチ打ちはありえへん!」
人生の中で初めて警察官と意見が一致した瞬間であった・・・
俺は納得のいかないまま会社に戻り
警察で聞いた事情を社長に説明した
保証関係の事は会社が入っている保険屋さんが
全てやってくれるみたいなのだが
人身事故になってしまった以上
俺は免許停止処分になる可能性があるのだ
しかも罰金とかも払わなければいけないかもしれない
そんな話を社長としていた・・・
その時だった・・・
その話を黙って聞いている・・
二人の怪しい人影に・・・
俺は気付いてしまった・・・
俺は社長との話も終わり
仕事に戻る為、一旦事務所に戻った
その瞬間
「あきら!」
「ちょっと来いや!」
D様
N様
この会社のツートップ(ややこしい事担当)
と言われる二人が何故か一緒に居るではないか!
この二人の説明は過去の「バイト話」をご覧下さい
いつもは本社には居ないはずのN様が何故か居て
D様と二人で間違いなく俺を待っている様子だった
ちなみに今回の事故の事は知っておられるのだが
今日、警察に行く事になった理由は知らされて無いご様子であった
会社の人達も・・・
この二人には・・・
あえて言わなかったらしい・・
だって・・・
ややこしくなるから・・・
そんな二人に呼び出された俺は
興味津々のご様子のお二人から
尋問を受けるのであった
俺 「はい・・・なにか・・・?」
D様 「お前、この前の事故の事で警察行ってきたらしいな?」
俺 「さっき帰ってきたばかりですが・・・」
N様 「なんの用や?」
俺 「はぁ・・・」
D様 「説明しろ!」
俺 「いや!別にこれと言って用事があった訳では・・・」
N様 「用事も無いのに警察行くんか?」
俺 「いや・・・その・・・」
D様 「お前、警察好きか?」
俺 「どちらかと言うと・・・嫌いな方で・・・」
N様 「ええから説明しろ!」
俺 「ジンシン・・・」
D様 「何? 聞こえへん!」
俺 「人身にランクアップしまして・・・」
N様 「何〜!? 人身〜!?」
俺 「いやいやいやいや! 仕方が無い事でして・・・」
D様 「お前確か前に聞いた時は車に傷すら無かった言うてたんちゃうんか?」
俺 「それは・・・はい・・・全然無傷な感じで・・・」
N様 「当たったかどうかも分からんぐらいやったんちゃうんか?」
俺 「そのはずなんですが・・・」
D様 「お前が思うに車が当たった時の衝撃はあったんか?」
俺 「どちらかと言うと・・・全く無かったに等しいかと・・・」
N様 「おい! 電話持って来い!」
俺 「あの〜何処に電話されるのでしょうか・・・?」
D様 「相手の家の電話番号教えろ!」
俺 「なんか社長が保険屋に任せる言うてましたけど・・・」
N様 「何を眠たい事ぬかしとんねん!」
D様 「あきら!お前はもうええわ!仕事行け!」
俺 「しかし・・・あの・・・」
N様 「心配せんでええから!」
D様 「ちゃんとしたるから!」
俺 「何をちゃんとされるのでしょうか?」
「そして心配なのは・・・相手の方でして・・・」
そのまま俺は仕事に戻り・・・
その日の夕方再び事務所に戻って来たら・・・
D様 「あきら! 連絡しといたから!」
俺 「何て話しされたんでしょうか?」
N様 「明日会って話しするからお前も一緒に来い!」
俺 「明日・・・? えらい早いんですね・・・?」
D様 「お前も長々と延ばされるん嫌やろ?」
俺 「僕は何年でも延びて頂いて結構なんですが・・・」
N様 「クソ生意気なガキやったぞ!!笑」
俺 「だからと言って・・・わざわざ会わなくても・・・」
D様 「ボケ! あんなアホには、ちゃんと教えたらなアカンやろ!」
俺 「何をでしょうか?」
N様 「あのボケ!ムチ打ち知らんらしいからな!」
俺 「と・・・言いますと・・・?」
D様 「これがムチ打ちや!ってのを・・・」
「教えたらなアカンやろ!はっはっはっ!笑」
俺 「あの・・・笑えません・・・」
と言う訳で・・・
次の日に待ち合わせをしている大阪の南の端まで
何故か3人でお出かけする事になりました
これも何故だか分かりませんが前日の夜は
D様の家に強制的に宿泊させられたのを
確かに覚えている・・・
ムチ打ちは怖い・・・
author : Akira Kobayashi
| Category:バイト時代の話 | 04:55 AM | comments (2) | trackback (0) |