October
1
2007
これから書く話は・・・
約2ヶ月ほど前にゲームセンターで出会った
今では師匠と呼んでいる兄弟との物語である
専門用語が多く出てくる為、予備知識が無い状態で読むと
何の事かさっぱり分からない様になってしまうので
必ず「前編」と「中編」を読んでから御覧下さい
右の ■Categories■ の欄の「ガンダムの話」と言う所があるので
クリックして、2つ前の日記から読んで下さい
では本編へ・・・
初対面で偶然同時出撃をした兄弟と仲良くなり
話をしている間に色んな事を教えて貰っていた俺
そんな俺に兄弟が言ってくれた
弟「どうせですから次も一緒に出撃しましょうよ!」
俺「でも迷惑かけるだけやし・・・」
兄「大丈夫ですよ!」
俺「ほんまにええの?」
弟「良いに決まってるじゃ無いですか!」
兄「しかも一緒に出撃する方が色々分かりますから!」
俺「ほな勉強させて貰おうかな・・・」
兄「まずはチーム戦の戦い方を覚えましょう!」
俺「なんか楽しみやわ〜!」
弟「サンシさんに本当の絆を教えてあげますよ!」
この言葉を交わした直後、我々3人は
各ポッドの中に入って行くのであった・・・
まずは他店のチームメイトも含めて8人での
「ミーティング」が行われる
他店とは会話ができないのだが、バランスの取れた陣形にする為
互いに乗る機体を見ながら、自分の乗る機体を選んでいく
これを「ミーティング」と呼ぶ
遠距離機体と中距離機体で2〜3基
近距離機体と格闘機体で5〜6基
ぐらいがバランスが取れている形と言われているのだが
皆が自分の乗りたい機体に乗ってしまい、全員が遠距離機体
等になってしまうと100%勝ち目が無くなる
なので互いに譲り合ったり、得意不得意等も考慮した上で
他のチームメイトの様子を見ながら考えるのである
1回500円で2戦戦う事が出来るのだが
1戦ごとにこの「ミーティング」を行い編成を変えたりするのだ
兄「カツラさん!何に乗りますか?」
俺「何が良いんかな・・・?」
弟「まずは1戦目だし、相手の実力も分からないから近距離が無難ちゃいます?」
俺「そうやね!」
兄「じゃ〜僕はいつもの格闘機で!」
弟「じゃ〜僕もサンシさんと同じ近距離にしますから一緒に行動しましょう!」
俺「了解」
今回の編成は我々3人が(同店舗)近距離2基と格闘機1基
そして他店にも同時出撃している組が居て、近距離機1基、格闘機2基、遠距離機1基
残り1人は又違う店舗で1人での出撃で、中距離機1基
(バランス的には悪く無い感じ)
我々の軍は、この合計8基で戦う事になるのだが
この時点では敵軍の編成は全く分からない
弟「兄貴!○○って言う奴がタンク乗るみたいやな!」
俺の心の中「そうなんや・・・それがどうしたんだろう・・・」
兄「それって俺等とは別の同店舗出撃してる4人の中の1人か?」
俺の心の中「又しても・・・それがどうしたんだろう・・・」
弟「確かそうやわ!」「護衛付くか?」
俺の心の中「護衛?護衛って・・・?」
兄「同店舗の奴等が護衛付くやろうから大丈夫ちゃうか!」
俺の心の中「そうなん?」
弟「インカム使える仲間の方が守り安いしな!」
俺の心の中「ほ〜なるほどね〜!」
弟「ね!サンシさん!」
俺「は〜勉強なります!」
兄「ほな我々は相手のタンク探しながら逆方向に行こうか!」
弟「そやな!今日はミノフスキー50%やからレーダー使えないしな!」
俺の心の中「あっそうか・・・」
そうこうしているとカウントダウンが終わり
いよいよ出撃の時が来た
弟「では宜しくです!」
兄「宜しくお願いします!」
俺「宜しくお願いします!」
出撃と同時に自軍メンバーがチャットでメッセージを送り合う
「よろしく」「よろしく」「よろしく」「よろしく」「よろしく」
「拠点を叩く」「了解」「了解」「了解」「了解」
「回り込む」「了解」「了解」「了解」「了解」「了解」
もちろん俺はチャットなんかする余裕すら無いので
最初の「よろしく」以降はチャットボタンに手も触れていない!笑
そして出撃を開始してから数秒後・・・
俺なんかには付いて行けないぐらいの早さで前進する兄
それは今回の戦いはレーダーが使えない為
目視で相手の機体を確認して報告する為なのだった
弟「兄貴!見えたか?」
兄「格2、近1、中1・・・それから・・・」
弟「なんか少なくないか?」
兄「あっ!タンクおる!タンク発見!」
弟「サンシさん!タンク叩きに行きますよ!」
俺「了解!付いていくわ!」
そこからは自分の戦いで必死だった為
俺は全体の戦況なんか考える余裕すら無かった
相手のタンクに付いている護衛機と必死に戦っている
そんな時だった、自軍の他のメンバーからメッセージが・・・
「応援頼む」「応援頼む」
弟「やっぱりか!」
俺「どうしたん?どうしたん?」
兄「味方のタンクが狙われてるんですよ!」
弟「何か変やな〜て思ってたんですよ!」
俺「なんで?なんで?」
兄「こっちには半分ぐらいしか居なかったでしょ?」
弟「しかもこっちに居る敵は結構弱い奴ばかりやし!」
俺「そう・・・?結構強くない・・・?」
兄「こっちに居るのは敵タンクの護衛用の雑魚ばっかですわ!」
弟「向こうが主力部隊やったんや!」
そんな会話を交わしながらもこの兄弟は
敵タンクを撃破し、周りの護衛機も全滅させていた
こちらの任務を果たした我々は
急いで自軍タンクの護衛に駆けつけようとした
その時だった・・・
「○○が撃破されました」
「△△が撃破されました」
「◇◇が撃破されました」
兄「アカン・・・護衛機が全滅された・・・」
俺「マジ・・・?」
そして数秒後・・・
「××が撃破されました」
俺「××って?」
兄「タンクですわ」
弟「くそ〜!間に合わんかった!」
このゲームは撃破されても時間内であれば何度も出撃出来る
(もちろん撃墜された分だけ自軍のゲージが減るのだが)
だから先程撃墜されたタンクも次の瞬間には他の場所に復活している
逆に言えば、先程兄弟が撃墜した敵のタンクも復活して拠点を狙っているはず
そうこうしていると弟が再び敵のタンクを発見した
インカムでタンク発見を知らされた兄は確か遠くに居たはず
だが・・・その数秒後にはタンクを攻撃していた・・・
凄い早さだ・・・
そして一瞬でタンクを撃破していた・・・
その間、自軍のタンクも頑張っていたらしいのだが
結局敵に見付かってしまい撃破されてしまっていた
そんなこんなで戦闘時間が終了した・・・
結局、両軍共に相手の拠点を落とす事が出来ず
モビルスーツの撃破数と与えたダメージで
勝敗が決まる事になった
結果はギリギリ我が軍の勝ちだった
そして運命の・・・
第2戦に・・・
突入するのであった・・・
弟が言った・・・
この言葉が・・・
俺の運命を左右するとは・・・
弟「サンシさん!タンク乗った事ありますか?」
つづく・・・
author : Akira Kobayashi
| Category:ガンダムの話 | 11:23 PM | comments (5) | trackback (0) |
新着コメント(最新5件を表示)
ああぁぁぁ…
後半って書いてあるのに、つづく…だなんてズルイっ(∋_∈)
| ミケ | EMAIL | URL | 2007/10/02 12:49 PM |
ま、まだ続くんか〜(笑)楽しみにしとります!
個人的には「ミノフスキー」という単語が非常に懐かしかったです。。
| フッコン | EMAIL | URL | 2007/10/04 04:45 PM |
後半の続編はないっすよ兄貴…(T_T)チャットなんか使えるのに2年くらいかかりそうっす…
| ツッキー | EMAIL | URL | 2007/10/05 06:08 AM |
>ミケ
書いてたら長くなってしまったので・・・
ごめんなさいね!笑
>フッコン
楽しみにしてくれてありがとよ!
それより早く一緒に出撃したいよな!笑
>ツッキー
俺の中では「前編」「中編」「後編」「完結編」なんだが・・・笑
しかしホンマに上手い人はチャット使うのも上手いんだよ!
| Akira | EMAIL | URL | 2007/10/05 07:29 AM |
「前編」「哀・戦士編」「めぐりあい宇宙編」「逆襲のアニキ」編の間違いでわw
| Gaku@大尉 | EMAIL | URL | 2007/10/06 07:42 AM |
September
9
2007
遂に・・・
カテゴリーの欄に「ガンダムの話」を追加してしまった
「サンシ・カツラ」曹長ですが・・・何か?
知らない間に「曹長」になっており、喜んでいる隙に
俺より後に始めたはずの友人が俺を抜いて
「少尉」になってしまい、少々凹んでいる今日この頃
皆さんいかがお過ごしでしょうか?
そろそろ恒例となりつつある
「ガンダムの話」です!笑
先日も友人である女性ボーカルに・・・
「私、亮さんのブログ毎回楽しみにしてるんですよ!」
「いつも面白いので結構好きで読んでるんですよ!」
「でも先日の話だけは・・・」
「あの・・・なんか分からん・・・ゲームの・・・話・・・?」
「私・・・初めて・・・途中で・・・読むのやめました・・・」
「だって!さっぱり意味分からんねんもん!」
って言われました・・・
でも別の友人の男性ミュージシャンには・・・
「あのガンダムの話!最高!」
「あの兄弟!最高!」
「早く続き書いてくれよ〜!」
「俺もマジでそのゲームしたなったわ!」
「今度連れて行ってくれや!」
「まぁ〜とにかく兄弟の話を先に書いてくれ!」
とか言われ・・・
どっちを見方に付けるべきか
正直、本当に迷った「サンシ」ですが・・・
ここは色んな現場、色んな社会で
日夜戦い続ける世の男性諸君の為に
数少ない女性読者を犠牲にしてまでも
続きを書く決断を致しました!
が・・・
その前にどうしても書いておかないと
いけない事がありまして・・・
と言う訳で、申し訳ありませんが
今回は前情報として次の事柄について書きます
それはこのゲームの説明です!
次回に書こうと思っている例の兄弟との出撃物語は
どうしても専門用語等を使わないと説明出来ない部分があるのです
なので、このゲームの仕組みや戦い方等の情報を
ほんの少しだけでも知った上で次回の物語を読んで頂きたく
ここで書かせて貰います
では参ります!
まずは以前にも書きましたが、このゲームは2つの大きな軍隊
「連邦軍」対「ジオン軍」に別れて戦います
そして「モビルスーツ」と言う機体を操縦して戦うゲームです
(昔で言うロボットなのだがガンダムファンはロボットと言われると怒る!笑)
その機体同士が射撃や格闘等で戦うのが主な戦い方です
その機体には射撃を得意とする機体があったり
格闘を得意とする機体があったりします
又、中距離砲を持つ機体や遠距離砲を持つ機体等
色んな種類の機体があり、チームとしての作戦等
その度に乗る機体を考えないといけなかったりします
それから、それぞれの機体にはコストと言う数字があります
(簡単に言えば強い機体はコストが高く、弱い機体はコストが低い等)
そのコストとは撃墜された時に自軍のポイントが減る数位で
強い武器を持っているからと言って、強い機体に乗っても
2〜3回撃墜されると自軍に多大な損害をもたらす事があります
逆にコストが安い機体に乗って自分が2〜3回撃墜されたとしても
コストが高い敵軍の機体を1回撃墜する事で両軍の損害は同じと言う事もあります
そうやって互いに敵機を撃墜しながら約4分の戦いが終了した時点で
自軍のトータルポイントが多く減らされた方が負けなのです
これがこのゲームのテーマである
「モビルスーツ戦」と言う物です
そしてこの「モビルスーツ戦」と同じぐらい
とても重要な戦術があり、これを「拠点攻撃」と言います
「拠点」とは両軍共に設置されている「基地」みたいな物で
これが破壊されると自軍のトータルポイントのゲージが一気に
1/3 程減ってしまい、一瞬で劣勢になってしまう事もあります
そして、どんな機体でも「拠点」を攻撃する事が出来る訳では無く
拠点攻撃の専用機体に乗らないと攻撃出来ないのです
ちなみに、それ以外の機体で拠点を攻撃しても
時間の無駄でビクともしません・・・
その「拠点攻撃」に一番適している機体と言われているのが
「タンク」と呼ばれている機体です
この「タンク」は凄い威力の巨大なキャノン砲を装備しており
1発の破壊力が凄い為、砲弾が数発(10〜20発)的中すると
拠点をも破壊してしまう事が出来るのです
しかし玉のスピードも遅く、砲弾の誘導制も無い為
モビルスーツを狙っても殆ど当たりません
しかも射程距離が物凄く遠い為、敵の機体に近づかれたら
自分が撃った玉は敵を飛び越えてしまい100%当たりません
更に格闘能力は雀の涙程度しか無いので
敵に近づかれたら最後、勝ち目はありません・・・
だからと言って、逃げようとしても「タンク」と名が付くだけあって
足で歩いたり走ったりする機体では無く、キャタピラでガタゴトガタゴト・・・
なので一気に追いつかれて、ボッコボコにされます・・・泣
そんな感じで物凄くリスクが高い機体なのだが
「拠点」を撃破する事が出来たら大活躍出来る機体でもあるのだ
なので敵の編成に「タンク」が居ると気付いたら
必ず狙いに行かなければならない決まりがある程
重要な役割を持つ機体なのだ
逆に自軍に「タンク」が居たら必ず護衛して守ってあげなければ
自軍の勝利に結びつかない程、大切な機体なのだ
そう言った連携プレーが非常に重要とされるゲームなので
同じ店舗同士での通信(インカムでの会話)はとても大切なのです
相手の「タンク」を発見した時に他のメンバーに伝えたり
自分が今居る場所を教えたり、応援を頼んだり指示を出したりと
同店舗での出撃だとインカムが使える分、少し有利だとも言われているぐらいなのだ
しかし他の店舗の人と一緒に出撃する事だって多い訳で
その場合は定型文のチャット通信が出来る仕組みになっている
もちろん会話での通信に比べると全然物足りないが
それでも無いよりマシである
「すまない」 「ありがとう」 「やったな」 「よろしく」
「もどれ」 「いくぞ」 「了解」 「応援頼む」 「ここは任せろ」
「後退する」 「拠点を叩く」 「回り込む」 「敵機撃破」
以上の定型文でしか交信は出来ないが
上手い人はこのチャットを有効に活用するのである
最後にガンダムの世界では有名な
「ミノフスキー粒子」と言う言葉がある
これは敵機の位置を確認するレーダーに
大きな影響を与える物で
空気中の「ミノフスキー粒子」濃度が濃い時は
敵機がレーダーに反応しなくなるのである
このゲームでも定期的に濃度が変えられており
その濃度によっては目視でしか敵機を確認出来ない場合がある
なのでレーダーに反応する時の戦い方に比べて
相手から隠れたり、相手の背後から忍び寄ったりと
戦い方が変わってくる事もあるのだ
さ〜て!
たぶんここまで読んでくれた君は
確実に男子だろうな!笑
女子の皆さんは最初の3行で
大ブーイングしてるんだろうな・・・泣
では以上の事を踏まえた上で
次回の物語を読んでくれたまえ!
ジーク・ジオン!
author : Akira Kobayashi
| Category:ガンダムの話 | 06:12 AM | comments (5) | trackback (0) |
新着コメント(最新5件を表示)
いつも楽しく愛読しております。
わたくし最後まで読んでしまいました。。
実は男子かも…ぷぷぷっ!
次号を心待ちにしておりますです。
| やべっち | EMAIL | URL | 2007/09/09 07:24 AM |
もういっその事、リンクコーナーにガンダム関連のカテゴリ作ったらいいやんw
ブーイング?
「気にしなければどうという事はない!」
[後退する]
| Gaku@大尉 | EMAIL | URL | 2007/09/09 11:05 PM |
お待ちしておりました。
異常な位スラスラ読めました(笑)
女性の皆さん、
しょこたん(中川翔子)を見習って下さい。
彼女ならこういう話題に歓喜することでしょう。
| ヤマシタ | EMAIL | URL | 2007/09/09 11:58 PM |
続きを楽しみにしております。
ガンダムのことはあまりよくわかってない(覚えてない)ですが、
読むたびにやってみたいー、と思っております。
ただ。
某D氏のように酔ってしまわないかが心配です(笑)
そんなあたしは、女子のはず・・・。
| よよ | EMAIL | URL | 2007/09/10 10:10 PM |
>やべっち
そんな興味あるんやったら
今度一緒の仕事の時に行こうや〜笑
>Gaku@大尉
それは・・・さすがに・・・やばいかと・・・
「応援頼む」「よろしく」
>ヤマシタさん
こうなったら出撃するしか無いですな!笑
兄弟を紹介しましょうか?笑
実はヤマシタさんと兄弟家近所ですよ!爆
>よよ
酔い止めの薬を飲んでから行きましょう!笑
こうやって女性からのコメントがあるだけで
救われますです・・・泣
| Akira | EMAIL | URL | 2007/09/16 12:01 AM |
August
22
2007
数日前、少し時間が空いたので独りでゲームセンターに行ってみた
目的は一つ!
ガンダムのゲーム(戦場の絆)をする為だ!
行ってみると思ったより混雑はしてなかったので
エントリー表に自分の名前を書いて順番を待っていた
するとモニター(さっき戦った自分達の戦闘がリプレーされる場所)の前で
二人の青年が真剣な眼差しで画面を見つめていた
やっぱり作戦等の反省をしたり、自分達の動きを見直したりと
終わってからも皆モニターチェックはするんだな・・・
と思いながら、青年二人を見ていたら・・・
突然!
「兄貴!なんでここで前に出るねん?」
「ちゃうやんけ!こいつが引きつけへんからやろ!」
「そやけど独りで囲まれたら、なんぼ兄貴でも限界があるやろ!」
「でも見てみろや!ここで俺が3人引きつけてたから拠点落とせたんちゃうんか!」
「いや!でも俺は納得できひん!」
「なんでや!」
「たまたま今回は成功したけど!もしタンクの存在がバレたら負けてたぞ!」
「だから!そんな時の為にお前が護衛に付いてるんちゃうんか?」
「アホか!俺かて2人相手が限界やぞ!」
「それで十分やないか!」
「でも兄貴を囲んでた奴等の独りでも気付いてたら終わりやないか!」
等々・・・
物凄いエキサイトしているではないか!笑
ちょっと興味があったので、横に周りその2人の顔を見てみたら
それもそのはず、どう見ても本当の兄弟らしい!
それにしても討論している話の内容は
物凄く高いレベルの事ではないか!
正直、俺なんか今まで一度もそんな事を考えて
戦った事なんて無いぞ!(そんな余裕すら無いから)
もしかしたらインターネット等から入手した情報や知識だけで
いかにも自分が強くなった気がしてる「おバカちゃん達」かも・・・
と思って、俺も先程の戦闘風景が流れてるモニターを見てみたら
それはそれは物凄い腕前の二人である事が判明した
と言う事は・・・
彼等は真剣に話し合い・・・
真剣にチーム戦術を・・・
議論しているのである!
俺も今まで色んな人達や、色んなグループを見てきたが
こんなにも真剣に取り組んでいる人達を見るのは初めてだった
そうこうしていると、俺の順番がやってきたので
ポッドの中に入ろうとした時だった
なんと先程の熱い討論を繰り広げていた兄弟が
俺と同時出撃になってしまったのだ
先程のモニターでの戦い方を見る限りでは
どう考えても将官クラス(トップクラスの階級)と思える二人に対して
俺「サンシ・カツラ」の階級は現時点で軍曹!
(全部で15に別けられてる階級の下から数えて5番目)
そんな階級の俺が一緒に出撃したら絶対に迷惑をかけてしまうと思い
カードの挿入のタイミングをずらしてマッチングしないようにした
なのに・・・
何故かマッチングしてしまい、一緒に出撃する事になってしまったのだ!
同じ店舗内で同時出撃する場合、インカムで会話が出来る仕組みになっているので
仕方なくインカムを装着すると向こうから挨拶をしてくれた
兄「カツラさん宜しくお願いします」
弟「サンシさん宜しくです」
俺「あっ・・・宜しくお願いします」
普段は知り合いとばかり出撃しているのでポッド内でも
「亮さん」とか「小林さん」とか「アニキ」とかで呼ばれているが
知らない人から見れば俺の名前は「サンシ・カツラ」軍曹なのだ!笑
しかし何故だか知らないが・・・
兄は「カツラさん」 弟は「サンシさん」と呼ぶ・・・
そして初対面の2人と会話は進む・・・
俺「時間差つけて入ったつもりなのにマッチングしてしまいました」
兄「気にしないで下さい」
弟「どうせなので楽しくやりましょう」
俺「有り難うございます!」
兄「それより我々の階級が高いので」
「結構強い人達と対戦になってしまいますがいいですか?」
弟「ホンマやな!兄貴!すんませんサンシさん!」
俺「いえいえ・・・とりあえず二人の足引っ張らない様に頑張ります!」
弟「もし何かあったら呼んで下さいね!」
兄「すぐに助けに行きますから!」
舞台はニューヤーク(ニューヨークの事)の市街地
マッチングは8対8の最大人数!
俺と最強兄弟の3人以外は別の店の誰か5人
そして・・・
いざ出撃・・・
すると・・・
先程まで穏やかな口調で話してた弟が豹変する!笑
弟「兄貴それ以上前出るなや!」
兄「大丈夫やって!
弟「陣形が乱れるねん!」
兄「すぐ戻るから!」
弟「アホか!バラバラになったら不利なん分かるやろ!」
こんな討論をこのガチバトルの最中に
戦いながら繰り広げるのである!笑
最初はウルサイな〜と思ってた俺も
途中から2人の会話が面白くなってきて
最後の辺は声に出して笑ってしまった程だった
最終的にこの兄弟2人以外の6人(俺も含め)が弱かった為
我がジオン軍は敗北に終わってしまった
そしてポッドから出た3人は
ここで初めて顔を見て会話する
兄「お疲れ様でした」
俺「お疲れ様でした」
弟「あ〜マジ腹立つわ〜!」
兄「すんませんね〜うるさかったでしょ?」
俺「いやいや2人の会話が面白かったですよ!笑」
兄「いっつも怒ってるんですよ〜こいつ!」
弟「でも、あれはアカンやろ!」
兄「仕方ないやんけ!」
弟「もう少しやったのに負けたんやぞ!」
俺「ごめんな〜俺にも責任あるし〜」
弟「いや!サンシさんは悪く無いっすよ!」
「あの他の店の○○に乗ってた奴ですよ!」
兄「まぁ〜な〜」
弟「サンシさん・・・ホンマすんません・・・」
これが俺とこの兄弟2人との出会いだった
ここで最強兄弟2人のプロフィールを紹介しよう!
了承を得ていない為、パイロットネームは公表出来ませんので
「兄」「弟」とさせて頂きます(もちろん本名なんて知りませんし)
尚、あくまでも俺が接してみて
感じた勝手な見解である事を御了承下さい
「弟」 推定年齢 20代前半
見た目はジャニーズ系のメッチャ可愛い顔した奴(これはホンマ)
ゲームなんかしなさそうな今時のイケメン
とても短気で兄に対しては口が悪く、結構やんちゃな性格だが
俺とかに対する言葉使いは綺麗な敬語で話す
パイロットとしての腕前は抜群で、かなりの強さなのにも関わらず
考え方はチーム戦としての戦い、団体戦での動きや戦術がメイン
なので自分のポイントよりもチームの勝利に対する執念が人一倍強い
よって自分勝手な動きをするチームメイトにはメッチャ厳しい
しかし同じ考えを持つ同志への心遣いは物凄くあり
例えば出撃中に激怒しながらでも俺とかに対して
「サンシさん、何処ですか?」「応援行かなくでも大丈夫ですか?」
等の言葉を常にかけてくれる優しい奴
「兄」 推定年齢 20代半ば
顔は弟と似ているのだが、弟が男前過ぎるせいか
眼鏡のせいなのか、見劣りしてしまうのが残念
弟とは違い、戦闘中に決して怒ったりはしない
とても穏和な性格の持ち主
弟が「悔しいけど兄貴には勝てない」と認めるぐらい
パイロットとしての腕前は神懸かっている
(俺が見た中でも文句なしにトップの腕前だろう)
彼独りで2〜3人を相手になら勝つ事が出来る為
常に最前線に出て戦闘ラインを押し上げてくれる強者
その為、気が付けば陣営から離脱してしまう事もあり
その度に弟から叱られている
お金を両替する時も両替機まで走って行く真面目っぷりで
弟の分まで一緒に両替して弟に渡してあげる優しいお兄ちゃん
こんな2人との初出撃を終えた俺は
一緒にモニターでリプレーを見ながら色んな話をする
すると彼等の考え方や楽しみ方が
実は素晴らしい事なのだと分かってきた
もちろん彼等の腕前の凄さも理解できた
そして俺は・・・
徐々にこの兄弟2人の事が
気に入ってきてしまった
そして気が付けば、俺は彼等に色々質問する様になっていた
すると彼等は喜んで色んな事を教えてくれた
俺「こうゆう場合はどうしたらいいの?」
兄「その場合はこうすればいいんですよ!」
俺「でもそんな上手く出来るかな〜?」
弟「最初は無理でも出来る様になりますって」
俺「強い相手の時は全然ポイント取れないのは?」
弟「俺なんか最初の頃は0点とかばっかりでしたよ!」
俺「マジで?」
兄「そうですよ!最初の頃はポイントとか気にしなくていいんですよ!」
弟「それよりも課題を作って練習する事です」
俺「何が必要かとか分からないからな・・・」
弟「じゃ〜俺達が教えてあげますよ!」
兄「それがいい!良かったらこの後も一緒にやりませんか?」
俺「えっ?ええの?足手まといになれへん?」
兄「全然大丈夫ですよ!」
弟「僕らが本当の「戦場の絆」を教えてあげますよ!」
俺「ありがとう」
兄「さぁ〜行きましょう」
この瞬間
36歳の俺に、最強で最高の師匠が(20代前半の2人)
誕生したのであった
そしてこの後・・・
初めて味わった・・・
感動の出撃を迎えるのであった・・・
つづく・・・
author : Akira Kobayashi
| Category:ガンダムの話 | 11:39 PM | comments (9) | trackback (0) |
新着コメント(最新5件を表示)
は、早く、続きを〜〜〜〜!(笑)
| よよ | EMAIL | URL | 2007/08/26 12:17 AM |
私、ほとんどファーストガンダムしか知りませんが非常に続きが楽しみです!
| ヤマシタ | EMAIL | URL | 2007/08/26 03:48 AM |
>ミケさん
味気ない食事のちょっとした調味料になれて
嬉しゅうございます!笑
>フッコン
食いついたね〜!笑
早く君も出撃した方が良いぞ!
>Gaku@少尉
このゲームを教えてくれた君には
是非会って頂きたい兄弟だよ!ほんと!笑
>jmさん
是非!是非!入隊して下さい!
そして一緒に出撃しましょう!
>よよ
ご、ごめん、まだやねん〜〜〜〜!(笑)
>ヤマシタさん
それを知ってるだけで十分です!
って言うか、ならば是非入隊して頂きたいです!笑
| Akira | EMAIL | URL | 2007/08/26 06:10 AM |
兄貴!昨日はお疲れさまでした!!ますます上達したくなりました!!!
しかし兄弟と兄貴の会話…聞いた事がある気がするのは気のせい!?(笑)
| TSUCKEY | EMAIL | URL | 2007/08/26 12:21 PM |
>TSUCKEY
最近ザコバ君もはまってしまってる様だね!笑
俺も上官として師匠に教えて貰った事を
君達に伝えれる様になるまで頑張るよ!
| Akira | EMAIL | URL | 2007/08/28 03:52 AM |