May
20
2006
金曜日はベロニカでディスコナイトのライブだった
ディスコだけあって、我々の演奏時間は22時30分から
普通のライブに比べると結構遅い
入り時間は15時で、リハが終了したのは18時
物凄い空き時間だったが、色々話してると
アッと言う間に時間は過ぎていった
21時を過ぎるとお客さんも集まりだして
DJが曲を流しながらトーキングしている
何年ぶりになるだろうか・・・?
ディスコとかクラブとか結構苦手で10年以上
行った事が無い
ハッキリ言って懐かしい!
ライブ時間も近くなり踊っている人達のテンションも
かなり上がってきている
そして我々のライブが始まった
超有名なディスコナンバーばかり集めて
選曲された今回のステージ
予想通り、ライブは超盛り上がり
予定外のアンコールまで貰ってライブは終了した
楽器を片付けて家に帰ってきたのは超夜中!
ほんの数時間だけ寝て、朝の9時から学校に行って
昼まで授業をしてから家に帰り楽器の積み込みをした
今月から参加した SPIRITUAL VOICES のライブが
アナザードリームで行われる為、15時に現場に入った
昨日からのスケジュールのせいか、体調が優れない
リハーサルが終了して本番までの間も
物凄い睡魔が襲ってくるし、体もダルイ・・・
この様な現象は過去に何度も経験している
対処法も自分なりに見に付けているつもりだ
とにかく本番までの1時間でテンションと
集中力を高めていく
1回しか無かったリハーサルの為、曲の把握度は
限りなくゼロに近いので、頼りになるのは譜面だけだ
今回の様な体調の場合、集中力が欠けて譜面を見落としたり
間違えたりする危険性が高い
当たり前だが、そんな事は許されない
だって我々は完璧に演奏するのが仕事で
そのかわりに報酬を貰っているのだから・・・
俺の最近のスケジュールだとか・・・
今日の俺の体調だとか・・・
足を怪我してるからだとか・・・
そんな事は全く関係無いのだ!
今回も本番には最高点の集中力を持って
ステージに上がる事が出来て
最高のライブにする為の手伝いが出来た
お客さんも喜んでくれていた様で
なんと2回もアンコールしてくれた
1回分のアンコールしか用意してなかった為
ステージ上でリクエストを聞く事になった
今回やった曲の中で、もう1回やって欲しい曲ありますか?
って意味で・・・
「なんかリクエストありますか?」
と尋ねてみたら・・・
客席から返ってきた曲は、なんと今回は演奏してない曲!
たぶん過去にライブで演奏した事がある曲なのだろう・・・
と言う事はメンバー全員演奏出来るって事か・・・
でも俺は今回のライブでやる曲しか貰ってない・・・
その曲を聞いた事も無い・・・
しかし・・・
この状況で・・・
2回目のアンコールの・・・
超盛り上がっている雰囲気の中で・・・
俺が知らない曲だからって・・・
出来ませんは・・・
超寒い・・・
ベースの人に譜面を探してもらったら
一枚予備の譜面が見付かったので、やる事にした
そして知らない曲は始まった・・・
もちろん無事に演奏は終わった
ライブが終わったらメンバー達に
「本当に知らない曲だったんですか?」
「どうして知らないのに演奏できるんですか?」
「信じられないです!凄いですね!」
等、言われた・・・
でも俺は職人な訳で・・・
当たり前の事をしただけだ・・・
その為に15年も色んな仕事をしてきて
偉大なる先輩達に鍛えられてきたのである
そんな経験が役に立って良かった・・・
メンバーも観客も皆喜んでくれたのなら
俺がやってきた事は間違いでは無かったって事だ
俺を育ててくれた数々の先輩方へ
あなた方のお陰で、今日も誰かの役に立つ事が出来ました
ありがとうございました
author : Akira Kobayashi
| Category:音楽の話 | 11:44 PM | comments (1) | trackback (0) |