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アキラのタイコ放浪記Ver.2

アルバイト! 第7話 (続・・社長)

December 23 2005
そう言えば先日バイト時代の話で社長の紹介をした

もう1つ社長の話しがあったので軽く紹介しておく


と言う訳で・・・


バイト話の7話目でございます


この物語は続きの話しなので、よかったら1話から読んで下さいませ!
右にあるカテゴリーの中の「バイト時代の話」をクリックしてね!
(携帯で見てる方は、すんませんが必死に遡って下さい)

もう読んでくれてる人も今一度振り返って見て下さい・・・



では本編へ・・・



前回の紹介でなんとなく社長の外見だけでも
想像して頂けたかと思う


そんな社長なのだが、皆から一目置かれている所もあった


それは・・・



に対する執着心だ!



それはそれは金が大好きで、金には汚い(見た目も汚い)お方だった



こんな話があった



ある日の事・・・



ある1人のバイト君が金欠に困っていた
彼は もう何年も この会社で働いているレギュラーの重要バイトだった


給料日まで後数日・・・
だが、その数日を過ごす金すら無かったのだ!



そこで彼はある手段に出た!



彼の目指す場所は・・・




社長室!




社長室と言っても皆が想像する社長室とは程遠い



小汚〜い部屋だ!



だって小汚〜い人が居る部屋だから・・・



我々の間では隔離部屋と呼んでいた



そこへ彼は入っていく・・・



バイト 「社長!ちょっとお願いがあるんですけど・・・」

社長  「なんや?か?」

バイト  「なんで分かったんですか?」

社長  「顔見たら分かるんや!」

バイト  「あの・・・給料を前借させてもらえませんでしょ・・・」


社長  「なんぼ要るんや?」


バイト 「え?いいんですか?」

社長  「ええに決まっとるやないか!」

バイト 「ありがとうございます!」

社長  「お前もバイト長いしな〜!よう頑張ってくれてるしな〜」

バイト 「助かります〜!これで何日か生きて・・・」



社長  「誓約書書け!」



バイト 「は?」



社長  「お前 口約束で金借りれる思てんのか?」


バイト 「いや・・・そんな事は思ってないで・・」


社長  「お前の誠意を書け言うてんねん!」


バイト 「こんなん書いた事が無いので・・・」

社長  「ほなワシが言うから書け!」

バイト 「はい」

社長  「ほな言うぞ〜」



誓約書

ワタクシ○○は本日(平成○年○月○日)
心温かい社長様に大金2万円をありがたくも(なんと!)
無利子で貸していただきました。

今後ワタクシは社長様への忠誠といたしまして
この会社で馬車ウマの如く働く事を誓います



社長  「書いたか?」

バイト 「はい書きました!」

社長  「ほなこれ2万!」

バイト 「ありがとうございました!では!」



社長  「待て〜ぃ!」



バイト 「なにか?」

社長  「実は倉庫片付けたいねや・・・」

バイト 「はぁ〜」

社長  「今から行って片付けて来てくれるか?」

バイト 「それが今から皆で一緒に帰る約束を・・」


社長  「お前今この紙に何て書いたか自分で呼んで・・」


バイト 「片付け行ってきま〜す!」



社長  「それでええねや!」




社長  「ついでに掃除もな・・・」





その辺の闇金融よりも・・・




巧妙な手口であった・・・

| Category:バイト時代の話 | 11:59 PM | comments (0) | trackback (0) |

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