October
3
2005
いつかは書かなければならないと思ってた話を書く時が来てしまった・・・
今日スタートして何話までなってしまうか分からないが書き始めます!
そのキッカケになったのは昨日の仕事だった。
我々の仕事は PA(音響)業者と一緒になる事が多い。今回も音響さんが居たのだが・・・
俺がセッティングしてる時だった
その音響の仕切りっぽい人と目が合った・・・
そして2人の動きが止まった!
俺「あれ?あ!え〜と!あ〜!」
PA さん「やっぱりそうやんな〜?」「え〜と名前が・・・」
2人共 思い出し作業が難航している模様だ(お互い歳とったせいか・・・?)
そして一瞬早く俺が思い出した(だいぶ俺の方が若いしね)
俺 「 U さんですよね?」
Uさん「小林亮や〜!」「お前ドラムやり続けてたんか〜?」
俺 「はい!お蔭様で!お久し振りです〜」
ここで少し解説をしておこう!
普通プロの現場で PA さんがミュージシャンを呼び捨てで呼んだりは絶対に無い。
その相手がいくら自分より若くてもだ。
なのに「小林亮や〜!」「お前〜・・・」そして俺は超敬語「U さんですよね〜?」
あれは今から17年前、俺が大阪に来てからプロとしての活動をするまでの間、バイトとしてお世話になってたイベント会社があった。その会社が必ず発注する音響業者の代表の方、それが U さんなのだ!
イベント管理の仕事である俺は U さんの前でドラムを叩いた事も無く、いつも現場で暇さえあれば U さんの所へ行き「僕バンドやってるんです」「いつか U さんにオペして貰える様に頑張ります」て話しに行ってたのを思い出す
それから15年ぶりぐらいの再会だったのだ。もちろん2人の関係はそのまま!だから・・
U さんは「小林」なのだ!
俺は「はい!」なのだ!
そして「お前ドラムやり続けてたんか〜?」なのである!
久し振りに色んな話が出来て本当に良かった。
すると U さんからこんな話しを聞いた!
「何年か前に S と電話で話してたら小林の事聞かれたわ〜」
「なんか小林がミュージシャンになったって噂を聞いたけど」
「 U さん音響の現場で会ったりしないですか〜?って」
「会った事無いって答えてんけど、なんかお前に会いたがってたで〜!」
その S 氏とは、俺がバイトしてた会社の元社員なのだ!
当然15年ぐらい会っていない!
俺は U さんに連絡先を聞いて電話をかけた。
30分ぐらい喋ったかな〜?
懐かしくて懐かしくて・・・
色んな思い出話しをした・・・
そして俺はこの話をスタートさせる決意をしたのだ・・・
俺が青春時代を満喫したと言っても過言ではない「アルバイト時代」の話しである!
今考えると信じられない様な出来事ばかりが普通に起きていた「あの会社」
有り得ない人々が働く「あの会社」
それはそれは思い出しただけで腹筋がケイレンするようなエピソードが満載なのだ!
残念ながら今は俺が働いていた頃の黄金期メンバーは殆ど残っていないらしい。
S さんもとっくの昔に辞めて独立したみたいだ。
すなわち、今はもう語り継いでくれる人間など誰も居ないらしい・・・
だから俺が代表して「あの伝説の会社」を語る事にしたのだ!
仕事とは何かを教わった場所!
社会のルールを学んだ場所!
大阪とは何かを知った場所!
18歳で大阪に出てきた青年には、見る物、聞く物、体験する事、全てが初めての事ばかりだった。そして出会う人出会う人皆、見た事の無い人種ばかりだった。
当時、右も左も分からなかった青年は、この会社で「どこへ行っても生きていける」ぐらい立派な大人へと成長していくのであった。
次回「アルバイト初日」
俺は一日目にして、この会社で働く自信が無くなった初日の話である・・・
author : Akira Kobayashi
| Category:バイト時代の話 | 11:57 PM | comments (2) | trackback (0) |