August
11
2006
斉藤 祥
別名 通天閣昇
ある所では 子アキラ
色んな呼び名で皆さんに可愛がって頂いた彼が
本日をもってローディーを卒業する事になりました
彼からすれば大先輩であるボーカリスト&ギターリスト(俺の後輩でもある)から
バンドに誘われ、来年の春から一緒に東京で活動するので
一旦実家の石川県に帰り、上京する為の資金を貯める事になったのです
実は今月頭に引越しを済ませ、既に石川県へ帰ってたのですが
6日の日曜日から我が家に下宿しておりました
理由は8日に用事があったからなのですが
どうせなら最後にローディーもしたいとの事で
2日前から大阪入りしたのです
6日のイベントの仕事
7日のレコーディング
二箇所でローディー仕事をして
いよいよ8日がやってきた
この日の現場は厚生年金会館と言って
大阪でも由緒あるコンサートホール
前田こずえさん と言う
元宝塚歌劇の方のコンサートだけあって
舞台セットも超豪華だった
このセットの中に我々の楽器が配置されているのだ
近くで見るとこんな感じになっている
写真は撮って無いが舞台の左には
グランドピアノとギターとベースが配置されている
そしてこの写真が右側である
ドラムとキーボードと
奥にパーカッション!
パーカッション・・・
パーカッション・・・?
まさか・・・
そう!
今回のパーカッショニスト!
斉藤 通天閣 子アキラ 昇 ギャランドゥ 祥 !
今回の音楽監督&バンマス&ピアニストである
南 多加夫 さんの御厚意で参加させて頂いたのです
バンドメンバーはもちろん関西を代表する
ウルトラミュージシャン達で、50代が2人 、40代が2人
俺(30代)がこの中に居る事も不思議なのに
23歳の彼がその場所で一緒にプレー出来るのである
こんな素晴らしい体験をさせて貰えた事は本当に感謝である!
ありがとうございました!
以前にもこの日記で書いた事があるが
こうやって可愛がって貰える事は彼の武器でもある
これから先も、何処へ行っても、誰にでも可愛がられる
そんな生き方をして欲しい
無事にコンサートも終え、打ち上げでは色んな人に
「今までやってきた事を大切に頑張ってこいよ!」
「俺等の事を忘れたらドツキ回すぞコラー!」
等の激励の言葉を涙を流しながら聞いていた
相当疲れたのか緊張していたのか(そらそうだろう)
我が家に帰って一息ついたら死んだ様に寝ていた(笑)
そして次の日(9日)
俺は昼から仕事があったので彼を家に残して出かけた
そして夜の八時に宴は始まった
「斉藤送別会」
俺の友人で彼を可愛がってくれてた奴等も集まってくれて
総勢7人でパーティーは盛大に行われた
本日のメニュー
まずは イントロ 「サラダ」 ← とりあえず定番の
続いて Aメロ 「たこ焼き」 ← 大阪を忘れない為に
そのまま Bメロ 「餃子」 ← 彼が最近好きな食べ物第2位らしい
そして サビ 「すき焼き」 ← 詳細は後ほど
ノリノリのまま 間奏 「もつ鍋」 ← 小林家推薦
ダルセーニョ B'メロ 「もつ鍋ダシでラーメン」 ← 泳ぎたくなる美味さ
ラストスパート サビ繰り返し 「残りダシで うどん」 ← 讃岐が一番
to コーダ 後奏 「ベビーカステラ」 ← たこ焼き器で作ろう
以上である
実はこのメニューのサビの部分が
今回のメーンイベントだった
どんな内容かと言うと・・・
俺も食べた事が無い・・・
100グラム・・・
4200円の・・・
大阪が誇る「はり重」で購入した・・・
超高級特選霜降り牛肉を・・・
彼に1人に食べさせて・・・
皆で指をくわえながら眺める儀式だ!
1枚が約2000円以上もする
このたった2枚しか無い(草履ぐらいの大きさ)
超高級特選霜降り牛肉を皆が見守る中で食べる斉藤
正直・・・
羨ましかった・・・(笑)
感動しながら食べてくれたので安心して我々も
100グラム2000円の肉を1枚ずつ頂いた
メチャクチャ美味かった・・・
これでこんだけ美味いんやったら・・・
斉藤以外の全員が心の中で思ったフレーズだ・・・
でもそれを知る者は彼だけである・・・
予算の関係で残りは妥協して
100グラム1000円の肉にしたのだが
十分美味しかったのは言うまでも無い
そんなこんなで楽しい送別会だった
彼の為に駆けつけてくれたミュージシャン達です
写真撮る事になったので師匠として
ちゃんとした格好をしなければと思い
タキシードに着替えたら
悔しかったのか物置から引っ張り出してきた
クリスマス衣装に着替えた馬鹿二人が
斉藤を挟んでます(笑)
皆なごり惜しいのか、話しは尽きる事無く
気がつけば朝になっていた
やっぱり最後まで残っていたのは
サンタとスノーマンだった
奴等が帰ったのは午前8時を過ぎていた(笑)
次の日(10日)
俺は昼から仕事で、彼は知り合いのライブを見に行った
俺が仕事から帰ったら彼は家に居た
そこから早朝に出発する(彼が帰る)
バスの時間ギリギリまで色んな話しを二人でした
今までの弟子達の卒業は俺の判断で決めていた
何年かした時点で、もう連れて回る必要が無いって思ったら
俺から離す様にしてきた
しかし今回の様なパターンは初めてだった
俺的には、まだまだ伝えたい事もあったし
心残りが無いと言えば嘘になる
でも折角のチャンスなのだから喜んで見送ってやりたい
これからは側に居て見守る事は出来ない
彼はこれから1人で勉強していくのである
今の内に何かしてあげたくても、言ってあげたくても
少ない時間では、どうする事も出来ないのが現実である
以前シンバルについて話をした事がある
彼はシンバルの事で悩んでいて
大きめのサイズのシンバルを叩くと
汚い音になってしまい、どうしても使用するのを
避けてしまうらしい
自分の所有するシンバルも小さいサイズの物だけで
ライブ等では小さい物を2枚設置するらしい
そんな話しを思い出して
今回、彼に大きめのサイズのシンバルを
プレゼントしてやった!
俺が持っている物と全く同じ物を買ってきた!
俺からのプレゼントだから使わない訳にはいかないだろう!
ざま〜みろ!(笑)
そして一日も早く、そのシンバルを綺麗な音で
叩ける様になるまで、1人で頑張りたまえ!
それが宿題です!(笑)
本当に色んな人に愛された
皆に可愛がってもらった彼は
本日 午前6時半
巣立って行った
大阪でやってきた事を、見てきた事を
色んな人達から学んだ事を、体験した事を
全部生かして頑張ってくれる事を祈っています
P.S. 俺も東京にローディーが出来て便利になるよ!(笑)
ほな又・・・
author : Akira Kobayashi
| Category:音楽の話 | 11:35 PM | comments (2) | trackback (0) |