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アキラのタイコ放浪記Ver.2

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第11話 「 In Las Vegas 〜2日目 昼〜」 

August 22 2006
月に一度の「旅行話し」です
1年半前の事を必死に思い出して書いてます


って言いながら先月書くの忘れてました・・・(謝)


実は先週のライブの打ち上げで知り合いのミュージシャンが
「旅行の話しはまだ更新しないんですか?」
「あれ結構楽しみにしてるんですよ!」
とか言ってくれまして、慌てて書いてます・・・(泣)


それから今日で「旅行話し」を書き始めて一年になるのである!
一年も経って・・・まだ・・・2日目・・・
とか言わないで下さい・・・すんません・・・



前回までの話を知らない方は右枠カテゴリの中の
「海外旅行の話」をクリックして下さい
(一番古いのから読んでね!)




では本編へ・・・




午前5時に出発し、途中6時頃に朝ご飯を食べ
給油と買い物を済ませ7時に移動開始
予想外の峠道と途中に偶然立ち寄ったレッドキャニオンの為
3時間で到着する予定がブライスキャニオンに着いたのが11時!



約1時間弱の滞在で慌てて出発!

「ブライスキャニオン国立公園」を出た我々は次なる目的地

「アンテロープキャニオン」に向かった!

時刻は12時!




事件は起きた・・・




予定では地図に薄〜く書いてある未舗装路(約60キロの道のり)を
使ってワープする事により1時間ちょっとで到着するはずだった・・・


現地の人にその道を聞いてみると・・・


「馬鹿言っちゃいけないよ!」

「あんな道を走って行くなんて考えられない!」

「オフロード車でも厳しい道路なのに!」

と・・・猛反対されてしまった・・・


ヤヴァイ!


我々が(正確に言うと俺なのだが)計算してたのは
この道での移動であって、他のルートでは全く時間が足らないのである

と言うのもアンテロープキャニオンは「ナバホ族駐留地帯内」なので
個人では絶対に入れない場所なのである(ナバホ族とはネイティブアメリカン)
だから入るにはナバホの原住民に同行して貰うしか方法が無い場所なのだ!

事前にガイドブックで調べた最終ツアーがなんと・・・



13時30分!



その最終ツアーに何があっても間に合わせなければならないのだが
普通のルートを使っての移動だと間に合わない可能性があるのである


だから何とか未舗装路を使いたく、もう1回聞いてみた


答えは NO !


まず 1〜2日ぐらい前に雨が降っただけで道はドロドロでスタックして抜け出せない!

誰も通らない道なので他の車に助けて貰う事も無理!

森林内なので携帯電話も使用出来ない = 助からない!


そして最後に我々が諦めた一言が・・・


「普通に走れたとしても3〜4時間はかかる!」




残念ながら断念した・・・




こうなったら普通のルートで行くしか無い!

我々に残された時間は1時間30分!

慌てて調べる事にする!

州道12号線約20マイル引き返し、国道89号線を約60マイル南下
Kanab と言う街からそのまま89号線を東へ約75マイル!


合計155マイル! 約250キロ!


時速250キロで走ったら1時間で到着する!


無理っぽい・・・


時速125キロだと2時間・・・


さっきの現地の人にアンテロープまでの所要時間を聞いてみると
普通の道でも1〜2時間で到着すると言う!本当か?


時刻は12時!


迷ってる暇は無い!


車を走らせながらナバホのアンテロープツアー会社に電話してみる!
込み入った内容の時はアメリカ滞在経験のある「I」に電話してもらう!

「もしもし・・・13時30分のツアーってありますか?」

「ええ〜もちろんあるわよ!」

「予約したいんですが」

「いいわよ!何人かしら?」

「4人です」

「いけるわよ!」

「実は今急いで向かってるんですが、遅れたら参加出来ませんか?」

「そうね〜!参加者は君達だけじゃ無いから無理ね〜!」

「ちょっとだけ遅れるとかでもダメですか?」

「じゃあ10分ぐらいなら待ってあげるから途中で電話してきなさい!」

「ありがとうごじぇますだ!」


とりあえず予約出来て少し安心する・・・


ここからは必死で車を走らせるだけである!


俺はブライスキャニオンまで約4時間運転してきたので
ここからは 「I」 に運転を替わってもらった!


いつも日本では結構安全運転の「I」なのだが
状況が状況だからだろうか・・・
ビックリするぐらい走り屋に変身していた・・・


平均速度は約140キロ!


これで間に合わなければ仕方無い・・・

俺は運命を「I」に委ねて少し寝る事にした・・・

1時間程した頃(13時頃)に「T」に起された・・・

どうやら地図を見る限り、後30分では着きそうにないらしい・・・


再度ツアー会社に電話してみる事にする!


「すんません、13時30分に予約してる者ですが」

「どうしたの?間に合ったの?」

「それが間に合いそうに無いんです」

「今どの辺を走ってるの?」

「たぶん Kanab を過ぎた辺りだと・・・」

「あら!神様!それは絶対間に合わないわよ!」

「ここから何分ぐらいかかるんですか?」

「1時間以上は絶対にかかるわよ!」

「わかりました・・・又電話します・・・」



ブライスキャニオンで聞いた奴は1〜2時間で着くとか言ってたけど・・・
地図上では全然遠いし、ツアー会社の人は絶対無理だと言うし・・・



我々は諦めた・・・



その次の目的地へ行く方向と同じだったので
我々は肩を落しながら、そのまま車を走らせた

暫く車内は無言だった・・・

とても楽しみにしていた場所だったので・・・

ショックも大きかった・・・

今回の移動プランを全部考えた俺は
安易なプランを組んだ事で責任も感じていた

重たい空気の車内・・・

そして遂に・・・

車のデジタル時計が・・・


13時30分を表示した・・・


アンテロープまで約80キロ地点だった・・・


やっぱり全然無理だった・・・


一応予約していたのでツアー会社に電話する事にした


「すんません、13時30分に予約した者ですが」

「どう?間に合いそう?」

「それが無理っぽいです・・・」

「少しぐらい待ってあげるわよ」

「でも今○○辺りなんです」

「じゃ全然無理ね・・・」

「そうなんです・・・」

「そこからじゃ40〜50分はかかるもの・・・」

「はい・・・仕方無いです・・・ありがとうございました・・・」

「15時のツアーじゃダメなの?」

「そうなんで・・・ん?」





「へっ?」





「はっ?」





「すんませんもう1回言ってみて下さい!」



「だから15時のツアーだったらダメなのって言ってるの?」



「ダメじゃ無いでw%さwf&¥tgyふじjっこkplpせえtp!」





車内に大歓声が起きた!





我々が日本で入手したガイドブックには
13時30分のツアーが最終と書かれていた

よくよく思い出してみたが、ツアー会社に2回も電話したが
13時30分以降のツアーがあるのか一度も聞いていなかった



奇跡の様で奇跡でも何でも無い嬉しい出来事だった!



こうして我々は一度は諦めた

アンテロープキャニオンに

行く事が出来るのであった



間に合わない事が決定してから・・・

時速80キロで走行していた「I」は・・・

再び 140キロ で走り始めたのは・・・



言うまでも無い・・・



次回「神秘の世界 アンテロープキャニオン」をどうぞお楽しみに!
数日後には書きますよってに・・・(汗)

| Category:旅行の話(2005) | 11:29 PM | comments (2) | trackback (0) |

新着コメント(最新5件を表示)

す、すいません・・催促しました(^^;)。

でもね、ほんと楽しみなんですよ〜。
忘れないうちにぼちぼち書いてくださいね♪


| わか@ピアノ | EMAIL | URL | 2006/08/23 09:56 PM |

>わか@ピアノ
いえいえ!全然ですよ!
結構楽しみにしてくれている人がいるので
俺も早く書かなければって思ってたから
逆に良かったです!

| Akira | EMAIL | URL | 2006/08/24 06:12 AM |

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