October
24
2005
大変長らくお待たせしました。
色んな事が重なり(知り合いの不幸、パンチ様の奇襲攻撃)
連載が遅れてしまいました。
バイト話の5話目でございます
この物語は続きの話しなので、よかったら1話から読んで下さいませ!
右にあるカテゴリーの中の「バイト時代の話」をクリックしてね!
(携帯で見てる方は、すんませんが必死に遡って下さい)
もう読んでくれてる人も今一度振り返って見て下さい・・・
では本編へ・・・
普通熱気球の仕事は午前1回、午後1回の実施の場合が多い
無事に午前の実施が終了し、今から昼ご飯タイムだ!
イベント運営スタッフが弁当を持ってきてくれた。
全員「ありがとうございます〜!」
D さん「 T 吉!クーラーボックス持って来い!」
先輩は大きなクーラーボックス2つを車から持ってくる
(どうやら持ち込みドリンクらしい)
一番下っ端の俺は皆さんにお茶でも配ろうと先輩の元へ行きクーラーボックスを開ける
するとその中は・・・
全部ビール!
まさか・・・?
しかも
30本以上は入っている!
ここには
6人しか・・・
どんな計算なのだろう・・・
仕方が無いので皆に配る。
俺は挨拶がてら1人ずつ持って行く
T さん
D さん
K さん
T吉さん
? さん
D さん
そして俺
よし!全部で
7人!さあ俺も弁当食べよう!
あれ・・・?
全部で
6人やったような〜?まあいいか!
こうしてプチ宴会が始まる。
盛り上がるメンバー!
しかしメンバー全員・・・
嘘みたいに
飲む!
ビックリするぐらい
飲む!
(そら配っている間に
1本ぐらい
一気して
2本目貰うよな〜!
D さん!)
俺も酒は普通に飲む方だったのだが、相手にならない・・・
でもビビル程飲んでるはずなのに酔ってる人なんか居ない・・・
考えれられん・・・
こんな人種見た事無い!
どないなってんねん?
まずこの時点で何か変な事だけは気付いた俺だったのだが・・・
そして宴会タイムも終り、午後の部が開始だ!
今回は風も全然無く全てがスムーズに進む!
整理券を配った客は全員乗せ終り
ガスも結構残ってたので
クライアントの偉いさん、スタッフ、関係者も乗せてあげて
全行程終了である!
さ〜後は片付けて帰るだけ!
するとパイロット T さんがこう言った・・・
T さん「ボンベのガスまだちょっと残ってるわ〜もったいないな!」
D さん「 K お前又やったろか?」
K さん「僕は前回もやってもらったんで・・・」
D さん「そうか〜ほなおもんないな〜」
K さん「 D さん、確か T 吉がまだやってもらってませんが!」
T 吉さん「いやいやいやいや・・・僕は・・・!勘弁して下さい〜!」
D さん「 お前まだか〜? T 吉こっち来い!」
T 吉さん「はい・・・」
何の話をしているのか・・・?
俺には さっぱり分からなかった・・・
すると先輩は涙ぐんだ目をして俺に
「お前ええ時に来たな〜近いうちにお前も経験するんや!見とけ!」
こんな捨て台詞を吐きバスケットの側へ歩み寄る
確実に先輩の肩は下がっていた・・・
しかし何が起こるのだ・・・?
すると D さんは
笑いながらバスケットに
ロープを結び付け
そのロープの先端を
先輩の腕にも結んだのだ!
いやいや・・・まさか・・・そんなはずは・・・
この後 俺は
衝撃的な言葉を耳にする!
D さん「 T さん いいですよ〜!」
T さん「はいよ!
みんな危ないから下がっといてな〜」
俺
「????」
よく考えてみよう!
この現場に居る 唯一の社員2人の会話を・・・
笑いながらロープを結ぶパンチパーマ!
(もちろんパイロットの
ライセンス取得者)
そして「危ないから皆 下がっといて」って言う
専務取締役!
危ないのは・・・
「あんたら2人です!」
そして・・・
最も危ないのは・・・
「たぶん先輩だと・・・」
信じられない・・・
だって人の命に関わる仕事で・・・
危険と隣り合わせの仕事な訳で・・・
その危険を回避する為に努力して実施するはずの この仕事・・・
まさかそんな訳は無いよな・・・?
あっ、そうか〜!
ロープ結んでビビらせて・・・
「嘘、嘘!」ってなブラックジョーク的な・・・
ブォー!ブォー!(バーナーの音)
え?
バーナーを焚く
↓ ↓ ↓ ↓
球皮の中の空気が暖められる
↓ ↓ ↓
浮力が増す
↓ ↓ ↓
上昇する
↓ ↓ ↓
気球は空高く舞い上がる
↓ ↓ ↓ ↓
バスケットから垂れ下がるロープ
↓ ↓ ↓ ↓
そして・・・宙吊りの先輩!
D さん「 T 吉〜!どうや〜?」
先輩「 キ・モ・チ いいです〜」←
半泣き状態
D さん「ロープ足に結んだ方が良かったな〜!」←
真剣に後悔するパンチパーマ
先輩「手でいいと思います〜!」
腹抱えて笑うメンバー! ←
頭おかしい!
上空ではバーナーが焚き続けられる(専務取締役)
「ブォー!」
「ブォー!」
「ブッ!」
「プッ スー・・・」
「ス〜〜 プシュ・・・」
地上メンバー
(顔色が変わる)
「あれ?」
「なんか変な音したな〜」
上空から
T さん
「やばい!ガス無くなってもた〜」
全員
「・・・・・」
全員
「やばい!」
先輩
「 タ ス ケ テ〜!」
先輩
「お願いします〜!」
ここで俺は確信した・・・
この会社 オ カ シ イ!
二度とこの会社には関わりません!
俺は神にこう誓ったのだ!
なんとか先輩の命はギリギリ助かり、日も暮れ、撤収して現場を出る
そして会社に戻り、片付けして帰ろうとした時
経理の人がこう言った
経理「小林君やったっけ?」「明日の朝8時会社集合な!」
俺 「すんません〜あの〜明日はちょっと・・・」
経理「 T 吉から聞いてるで!明日も予定無いって!」
俺
「え?」
すると向こうの席から
D さん
「来るんか?け〜へんのか?どっちや?」
俺「いや・・・あの・・・その・・・」
俺
「頑張ります・・・」
経理「よろしい!」
D さん
「お前これから俺が面倒見るわ!ほな明日!」
とだけ言って帰って行くパンチパーマ・・・
帰りの電車・・・
先輩「おめでとう!」
俺「くそ〜!覚えとけよ・・・」
まぁ〜この件の仕返しの一環が「ブログ 9/5 驚かせる」なのだが・・・
とにかく こうして俺のバイト時代の幕が上がったのだ!
とんでもない人達が集まっている この会社
とんでもない出来事が起きる この会社
これから少しづつ紹介していこう・・・
author : Akira Kobayashi
| Category:バイト時代の話 | 11:46 PM | comments (7) | trackback (0) |
新着コメント(最新5件を表示)
「夢」やったと思います。
まさか手首くくられて宙吊りになったとは… 「夢」やと思います。
みんなで「夢」見たんですよね。
そー言えば、楽しかったよーな、覚悟したよーな …怖かったよーな。
| T吉 | EMAIL | URL | 2005/10/25 11:15 PM |
ほんとですか?ほんとに夢見はったんですか??
その部分だけは笑えませんでした・・・(−−;
ご無事で何よりです。。。
でも、このアルバイト時代の話に出てくるD様やT吉先輩・・・
何年かぶりにこのブログで再会なのですよね。
Akiraさん って、スゴイなぁ〜〜。
一度 お顔拝見したいような、、、。
Akiraさん続き楽しみにしております〜(^^;
| 静音 | EMAIL | URL | 2005/10/26 01:43 AM |
>かおみっくすさん
だから俺は火曜サスペンスぐらいでは
何とも思わないんだな・・・
でも今思っても凄い会社でしたよ!
だから残念ですわ〜
あのメンツのままで存在してて欲しかったですよ
>D さん
風呂入って、パンツ履き替えてですか?
ケツ○られるんですか・・・・俺?
出来るだけ「楽しみ・・・」と思えるように
努力します・・・
kobuchanさんにも会いたいですね!
>T吉さん
この方が「夢だ」とおっしゃるのだから「夢」なんです!
皆で「同じ日」の「同じ時間」に「同じ夢」を見たんです!
でも・・・あなたの「覚悟した顔」は今でも忘れません
かっこ良かったです・・・
夢ですが・・・
>静音さん
T 吉先輩は、たま〜に会ったりしてますよ
D さんは、ほんまに10年以上ぶりじゃないですかね〜?
僕が凄いんじゃ無いですよ・・・
すべてにおいて(今も昔も)
僕の周りが凄いんですよ!
| Akira | EMAIL | URL | 2005/10/26 05:46 AM |
あっきらさーん!
Dさんの仰ってる「風呂入ってパンツ履き替える」ってのはたしか・・・
昔、武士が切腹するときだか、打ち首されるときだったか忘れましたが、
とにかく「死ぬ直前」に行うコトだったと思いますよ・・・
おそらくそういう意味合いがあるのでは???
あの世に旅立つ前に身体を綺麗にして、綺麗なふんどしを締めてこの世から旅立つ、と言った意味だったと思います。
ってことは・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
| Shimayan | EMAIL | URL | 2005/10/27 06:11 PM |
>Shimayan
言うかな〜しかし!
お主も悪よの〜!
あえて、知らぬふりしてたのに〜!!!!!
ほな Shimayan !日程決まったら連絡するわ!
| Akira | EMAIL | URL | 2005/10/28 03:59 AM |