小林亮オフィシャルサイト

アキラのタイコ放浪記Ver.2

 / 

悔しかっただろう・・・

October 10 2005
先日お世話になっている大先輩(ピアニスト)が入院された
俺が18歳の頃から可愛がってくれている大好きな人だ

倒れたらしいって聞いた時には本当にビックリした
心臓に異常が見られて検査の為に入院されたのだが、どうやら大丈夫だったみたいだ


良かった  本当に良かった


退院後、仕事場でとても元気そうな顔を見た時、泣いてしまいそうになった
「元気そうで良かったです」これを言うのがやっとだった・・・



そんな出来事があって数日しか経っていない・・・昨日・・・



1人のミュージシャンがこの世を去った・・・



同じ学校で講師をしていたドラマーである

俺より若かった

突然死だった(心筋梗塞)


もう過去形で書かなければならないのが・・・納得いかないが・・・


素晴らしい人間だった

生徒からも信頼されていたし、誰からも好かれていた
彼を悪く言う奴なんて見た事が無い
「あいつは良い奴!」って言葉がピッタリの奴だった



俺は身内も含め何回人の死を経験しただろう・・・

もう勘弁して欲しい・・・

歳を重ねるにつれ増えてくるのは分かっている
人間誰もがいつかは死ぬって事も知っている

でも早過ぎるよ・・・

やっぱり納得できない・・・

俺は人間が出来ていないからなのだろうが
「天国行っても音楽やるんだろうな」とか
「彼の分まで俺達が・・・」って言葉を聞くが

悲しいかな・・・俺はそんな風に思えない・・・

あの世ってあるのかもしれない
でも俺は知らない
見た事も無い

だから、この世での次元でしか考えられないのだ

彼はこの世に生きていた
この世でのこの先の人生を見ていたはずだ
夢や、目標、野望を・・・

だから、この世から居なくなっては意味が無いじゃないか
ましてや、彼の代わりなんて誰が出来るのか・・・
彼にしか出来ないはずだ

俺はこんな風にしか考えれない
それぐらいの器の人間なんだろう・・俺は・・・



今日、彼の顔を見てきた
とても綺麗な顔で眠っていた

何だか俺には彼が悲しそうに見えた・・・
彼はいつも笑ってたからかもしれない・・・
でも俺には悲しそうに見えた・・・


何故、どうして彼がこの若さで死ななければならなかったのか・・・
納得がいかない・・・

この世の中には死んで当然の奴なんて山ほど居る

人の命なんて何とも思ってない奴
人々を犠牲にしても自分の暮らしは豊かにしたい奴
自分の地位を守る為に人を殺す奴
人の死によって自分の仕事が増えるって喜んでる奴

こんな奴等がやりたい放題やってて
彼の様に皆から愛されてた奴が先に死ぬ


何故なんだろう・・・



本当に最近、何故なんだろうって事が多いような気がする

去年の台風23号で水浸しになった新潟に2日後中越地震がきたり・・
あの大惨事のニューオリンズに再びハリケーンが襲ったり・・
自然災害なのは分かっている
が・・・どうして追い討ちをかけるような事するのか


何故だ


今回のパキスタンの地震も心配だ
すでに何万人って死んでいるらしい
なのに又追い討ちかけるような事でもあれば・・・



そして・・・ここ1年ぐらいだろうか・・・

俺はよくこんな事を考えるようになった

又昨日も彼の死によって考えてしまった事だ・・・






ほんとに神様っているのか?






いない気がする・・・

| Category:まじめな話 | 04:49 AM | comments (4) | trackback (0) |

新着コメント(最新5件を表示)

昨日のお通夜と今日の葬儀に顔を出してきました。
納得なんてゆくはずがありません。後期の授業の話もして頂いていただけに、気が滅入ります。

急逝された先生のことは僕も大好きでしたし、もちろん今も大好きです。
ライブ見に行けなかったのが心残です。

小林先生もご多忙のようですがくれぐれもお体は大事になさってください。

あと、僕も神様なんて居ないと思います。

不躾な書き込み、お許しください。

| けんたろう。 | EMAIL | URL | 2005/10/10 01:48 PM |

神様て何だろう…。例えば人が、打ちひしがれた時、上に向かわせる力なのか…でも全く逆に、憎しみや苦しみを向ける矛先なのか…
心が動く。

| くま | EMAIL | URL | 2005/10/10 10:10 PM |

>けんたろう

けんたろうなりに色々な事考えた二日間だっただろう
俺も俺なりに色々考える事があったよ

俺の身体の事まで気遣ってくれてありがとう
若い奴にそんな事言われたら、やっぱり嬉しいもんだね
でも確実に体質的には、俺より君の方が心配な気がするのは
俺だけか・・・?

>くまさん

一人一人違うんでしょうね
違って当たり前だし、それでいいんですよ・・・
きっと・・・

| Akira | EMAIL | URL | 2005/10/11 03:23 AM |

親、兄弟、親戚、友達、恩師との別れ、
幼い頃から何度も何度も繰り返してますけど、やっぱり辛いですね。
一生慣れないだろうし、慣れたくもないです。

天国だとか地獄だとか、想像つかないですけど、
『この世に生きていた』って思い出すだけで素敵な事です。

生意気な事を言ってすみません。

小林さん、次回名古屋に来られる時、
もしお時間が合えば、お手伝いさせて下さい。

| 中尾友昭(あーくん) | EMAIL | URL | 2005/10/11 10:47 AM |

 / 

Calender

          1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
<<前月  2024年11月  次月>>

Profile


Akira Kobayashi
Birth 1971.2
Blood type O

QR Code


携帯からも読めます

Week PV Ranking

New Entries

Recent Comments

Recent Trackback

Category

Archives

Search


RSS&ATOM Feeds

  • RSS
  • ATOM
  • ATOM10

Canopus Endoser

メールはこちらから

ドラムスクール開講中!

Canopus Drum

△ このページの最上段へ